ジャイロトロン.jpg テキストボックス: A：コレクター
B：出力窓
C：モードコンバーター
D：キャビティー
E：電子銃

電子銃から放出された電子ビームが、ジャイロトロン管内の電位差で加速されてコレクターに向かって進む際に、共鳴磁場のかかっているキャビティーでミリ波を発生する。ミリ波はジャイロトロン内部のモードコンバーターとミラーによって形状を整えられ、出力窓から出力される。

タンク.jpg テキストボックス: A：ジャイロトロン
B：MOU
C：導波管伝送路
D：超電導マグネット
E：オイルタンク
F：真空排気ポンプ

テキストボックス: l 最大65kVかかるので、電極部はオイルタンク内のオイルにて絶縁する。
l プラズマを加熱するときと同様に、ミリ波を発生するのに磁場が必要。超電導マグネットにて磁場を発生。およそ3T。超電導マグネット内のコイルは、およそ4ケルビン(マイナス269度)まで冷凍機で冷却する。
l ジャイロトロンから出力されたミリ波ビームは、MOU(matching optics unit)にて導波管伝送路を効率的に通ることのできる形状へと変えられる。
l 高パワーミリ波により伝送路でアーキング（放電）が起こる危険性があるので、伝送路内を真空排気し耐電圧を高めている。

我々の主たる仕事場です。ジャイロトロンの据付けやMOUの調整、マグネットや真空排気ポンプ、冷却水の運転や管理などやることが沢山あります。ジャイロトロンの運転は、主に制御室から遠隔で行います。